
第55回長野県ニューギニア会通常総会は、2月12日松本市浅間・みやま荘で開催した。総会は午後2時開会、南十字星の下に眠るご英霊と、昨年度亡くなられた会員物故者7名に対し黙祷を捧げた。
初めに小池博之会長が挨拶に立ち、「昨年度は2月の定期総会の後、7月のニューギニア方面戦没者慰霊大祭は3年ぶりに参加制限を解除して厳粛に斎行。また、現地慰霊巡拝団の派遣事業は、一昨年に続き中止となった」と、説明した。
その他の事業について、会報「椰子の樹」は2回発行、インターネットHPの維持管理。新年の「靖國カレンダー」発行・制作にあたり、本会広報部の参画。米国の慈善団体・イセキプロジェクトからの依頼で、「旧日本兵の遺品を上田市の遺族のもとへ返還した」ことなどが報告された。
新年度の事業計画については「夏の慰霊大祭開催と、現地慰霊巡拝団の派遣の実施を重点としながら、監査委員会からの提言を真摯に受け止め、会の存続に向けて財務状況の改善に取り組みたい」と述べた。
議事は、議長に選任された安川副会長によって進行された。
第1・2号議案「令和4年度事業・決算報告」。第6・7号議案「令和5年度事業計画・予算案」はいずれも原案どうり可決承認された。また、第4号議案の新役員の選任は、小池会長以下幹事まで20名の役員を再任。中信代表幹事に川上白雪さん(松本市)が新任された。
再選された小池会長は、役員紹介あいさつで、「役員の皆さんの年齢は80歳を超えて気力、体力とも大変厳しい状況にあります。しかし半世紀を越える伝統ある本会をさらに存続するため、役員の皆様とともに微力ながら奮励努力致しますが、これまで以上にお力添えをお願いしたい」と述べた。
可決された主な議案内容は次の通り。