
長野県ニューギニア会は、先の大戦においてニューギニア島とその周辺諸島の陸海空域で亡くなった将兵に対し「哀悼の誠」を捧げ、戦没者の慰霊巡拝及び同地域の国々と日本との友好親善を図ることを目的として、活動する団体です。
昭和44年2月「東部ニューギニア戦友会長野支部」として会の母体が設立された。会員は県内出身の帰還戦友の方々が中心でしたが、活動を重ねるにつれて、連れ合いそれに遺児など遺族の皆さんの加入が増え、ニューギニアの風土に関心を寄せる全国の一般会員の方も加わり、会員は200名を数えています。
毎年7月の最終日曜日、灼熱の地・ニューギニアを偲び長野県護国神社(松本市)で開催します。昭和40年8月に帰還戦友の方々により始められた慰霊祭は「戦没将兵の思いを無にせず、恒久平和の願いを後世に伝えたい」という遺族、会員の熱い思いに支えられています。 慰霊大祭の紹介
慰霊巡拝団を組織して、ニューギニアの各地に派遣、慰霊友好親善訪問事業を実施しています。現地が乾期に当たる8月から9月にかけて、1週間の日程で慰霊巡拝の旅を実施。慰霊巡拝対象地域は東部ニューギニア(パプアニューギニア独立国)それに西部ニューギニア(インドネシア共和国イリアン・ジャヤ州)となります。昭和52年8月、第1回の現地慰霊巡拝団派遣以来、参加者はこれまでに延べ800名にのぼっています。
訪問場所は広範囲にわたりますが、長野県出身の戦没者が集中する東セピック州ウエワク地区(ソナム・ブーツ・アイタペ・ムッシュ島)マダン州(ハンサ・ヤボブヒル・アムロン)その他ではラエ、サラモア、ニューブリテン島のラバウル、首都のポートモレスビーなど。西部地区ではジャヤプラ、ゲニム、アルソー、サルミ、ビアク島などに慰霊巡拝の足跡を遺しています。 慰霊巡拝の紹介
![]() 40回記念東部ニューギニア方面慰霊巡拝団 ウエワク平和公園で「全戦没者慰霊祭挙行」 令和元年8月26日 |
![]() ラバウル「南太平洋戦没者の碑」での慰霊祭 平成18年9月21日・第30回巡拝団 |
通常総会は毎年2月11日(祝日)に開催。
前年度事業報告・会計報告、新年度事業・予算案などを審議承認します。 総会報告
![]() 嗚呼戦友の碑 |
![]() ニューギニア方面 戦没者芳名板の碑 |
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![]() 戦没者慰霊祭節目の50回記念・PNG写真展 県護国神社で開催 (平成30年7月29日) |
![]() ウエワク慰霊公園礼拝堂 左右の燈篭は 長野県ニューギニア会が献納 (昭和56年9月) |
![]() ウエワクのコイキン観音像 長野県ニューギニア会が 昭和55年8月建立 |
![]() 長野県護国神社境内に 常夜燈献納(昭和57年7月) |
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