東部ニューギニア慰霊巡拝団派遣事業報告(2023年10月)
~現地慰霊巡拝4年ぶり再開~
コロナ禍のため中断されていた、戦没者遺児による慰霊友好親善事業が再開され、東部ニューギニア方面は10月25日から11月1日の期間で実施した。
本会はこの事業に参画して、小池会長ら3名の会員を派遣した。今回から国の補助対象となる孫、ひ孫世代が付き添いとして認められ、現地で遺児と共に戦没者の足跡を辿り、国の礎となられた御霊の冥福を祈った。
安斎満日本遺族会常務理事を総括団長とする東部ニューギニア慰霊親善友好訪問団(22人)は、フィリピン・マニラ経由でポートモレスビーに入り、A班は、マグエル、ボイキン、ウオム岬、ウエワクにて慰霊祭を行い、亡き父の冥福を祈った。B班はチャーター機でフィシュハーヘン上空を旋回しながら遥拝、亡き父への思いを馳せ、ラエとウエワクで慰霊祭を行い霊前に積年の思いを語りかけた。
また、A班はウエワクのカラン病院へ、B班はラエのヘルスセンターへ車椅子を寄贈。ボイキンとラエの小学校を訪問し、日本から持参した学用品を贈呈、児童達と交流して友好を深めた。
29日は、ウエワクの「ニューギニア戦没者の碑」で全戦没者追悼式を挙行した。30日、ポートモレスビーに移動、在PNG日本大使館との懇談会では、渡辺信之大使始め館員と歓談した。